狭心症の原因と症状

狭心症の原因

狭心症の発症の誘因による種類としては、体を動かした時に症状が出る「労作性狭心症」、安静時に症状が出る「安静時狭心症」があり、発症機序による種類としては、冠動脈の狭窄による虚血となる「器質性狭心症」、心臓内の微小血管の狭窄及び攣縮による虚血となる「微小血管狭心症」、冠動脈の攣縮による「虚血冠攣縮性狭心症」、「異型狭心症」があります。

狭心症の原因についてですが、

  • 一般的には心臓の冠動脈に固まり(プラーク)ができて、血液の通り道を狭くすることによって起こり、それを誘因するのは高血圧、高脂血症、肥満、高尿酸血症、ストレス、性格などが挙げられています。
  • また、一般に言われる成人病や生活習慣病と同じ危険因子が原因とされ、最近問題とされるメタボリック(中性脂肪)が、内臓脂肪として蓄積され、内分泌因子を生み、新陳代謝異常を起こすことから冠動脈疾患につながるとされ、狭心症や心筋梗塞などの原因とされています。

当然ながら高血圧や糖尿病、高脂血症などの人は、余病として狭心症の危険性がつきまとうことになります。中性脂肪の多い人で、更に飲酒や喫煙の習慣もあるとなれば、もちろん危険です。

他にも若い時に本格的な運動をしていた人にも狭心症が多いようで、これは運動をしていた時の食習慣が続いているからで、かつては運動で消費されていたエネルギーが身体に全て蓄積されてしまいます。

 

食事という観点では、日本人の高カロリー、動物性たんぱく質中心の食事は好ましくなく、特に外食が多い人は狭心症になりやすい環境となっています。